イバケンにっき


大震災から1年が経ち、

改めまして皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

 

現在を以っても、被害に遭われた方には何という言葉を掛けることがいいのか、見当が付かずにいます。

TV、新聞等で知る限りではありますが、亡くなられた人の家族や友人の悔しさ。故郷を追われた無念。

無論、適した言葉などあるはずがありません。

 

 

2012年3月11日、現場に向かう途中で、海を見ました。

この海によって、自然の恐ろしさを私たちはそれぞれに思い知ったのです。

震災から一年が経つ今日。

日差しを浴びて輝く波間。

穏やかな今日の海に、その表情はありません。

 

今日の海を見ながら、この一年間を振り返りました。

 

大切な人を亡くした人々の一年

家を失くした人々の一年

故郷を失くした人々の一年

 

人々がどれほど「一年前に戻りたい。」と思ったことでしょうか。

 

 

新聞に紹介されている、亡くなられた方々の家族の言葉です。

 

「外国でも、記憶喪失でもいい。生き延びていて欲しい」

「幽霊になっていても、もう一度だけ会いたい」

「夢に出てきてくれるだけでもいい」

「最後に一言だけ伝えたかった」

.

…被害に遭われた方の痛々しい気持ちが伝わってきます。

 

『自然との共生』はイバケンのテーマです。

 

自然は時に、

人々に恐ろしい思いをさせます。

 

「もう懲り懲りだ」

「二度とあんな思いはしたくない」

 

恐ろしい自然・・

そしてイバケンのテーマ

それは、「自然の恐ろしさ」との共生でもあるのだという事を忘れてはいけないと考えています。

 

 

「自然」はもうすぐ、

地震から二度目の春を連れてきます。

 

 

大震災から一年。

私達はどう変わったのでしょうか?

もし、一年前の私たちに伝える言葉があるとするならば、

一体、何を伝えられるのでしょうか?

 

 

今なら言えるだろうか

偽りのない言葉

 

輝ける君の未来を願う

本当の言葉

 

 

【 さくら   森山直太郎】

 

 

 

 

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イバケンも地震から一年

私たちにとっても、大変な一年となりました。

 

今日は朝礼で黙祷をしました。

社員一同、この一年を振り返り

「家づくり」を通して私たちに何ができるのか、考え直す一日にしました。