イバケンにっき


パッシブデザインとは、建物をとりまく自然や環境がもっているエネルギー(日射・気温・風・雨水・地熱など)を上手に利用できるように建物を設計することで、エネルギー消費を抑え、快適な生活環境や室内環境をつくろうとする設計の考え方です。

私たちの住む茨城県は、北部から北西部にかけての山地、中央部から南西部にかけては平野、東部は海。関東の中でも多様な自然の景観が感じられる地域です。気候は、一般的には、夏は涼しく、冬は寒いと言われていますが、地形・地域によって違いがあります。

そんな茨城の自然環境と共生できるような家を造っていきたいと思っており、自然環境の持つエネルギーを上手く利用する家づくりを心掛けています。

・太陽(殺菌・温熱・蓄熱・太陽高度)

・風(地域の風向き・対流・風圧)

・水(湿度・調湿・カビ・ダニ)

・大地(地熱・シロアリ・アース)

・木(温もり・調湿・高耐久)

・人(地域・伝統・職人)

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夏の日差しを遮り、冬の日差しをとりこむための程よい庇で日射をコントロールし、四季を通して遮熱と蓄熱を上手く使い分けます。雨季と乾季の湿気の調節をする新聞紙断熱材を隙間なく施工し、断熱性能はもちろん、カビ・ダニの発生を抑制します。構造材から仕上材まで自然素材がふんだんに使われ、化学物質による身体への影響の心配もありません。生涯で一番多く摂取する屋内空気の美味しさは無意識に酸素摂取量を増やし、体の免疫機能を整えてくれます。さらに、屋内配線から発生する電磁波をアースし、空気中のチリや埃を体に寄せ付けず、身体へ負担を軽減していきます。
主に夏場の風の吹き方に配慮した窓の配置で、自然通気がスムーズになり、エアコンの使用量を抑えられます。また、冬場は調湿する素材が潤いを補ってくれることと同時に輻射熱が蓄熱された素材が放熱してくれますので、暖房効率も向上します。自然豊かな土地に建つ基礎は換気量を十分に確保し、地中のシロアリなどが寄ってくる熱を有しません。防蟻として使用するホウ酸は人体への影響がなく、害虫も殺虫ではなく、忌避するだけで、共生の緩衝地帯として位置づけられます。また、敷地内に効果的に落葉樹を植え日射と風をコントロールすることでさらに環境を良くすることができます。

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お客様の要望に応じて、同時に、環境に応じた住まい環境づくりを続けていきたいと考えています。

そんな家づくりを多くの方に体感・発見をしていただきたいと思っています。

完成見学会のご案内。(9月2日・3日)

どんぐりの森のご案内。(通常営業)

 

今日もイバケンのブログを覗いて下さり、ありがとうございます。(W)

追伸:朝、虹が見えました。

IMG 7394 scaled パッシブ・デザイン!
くるま止め こうふりむけば 阿武隈の 虹がかかりし 甕のはら

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