住まいの耐震を考える時、大きく地盤と建物に分けて考えることができます。

「不同沈下」。大きな地震の後、壁にヒビが入ったり、ドアやサッシの開けがしづらくなったり、家自体が傾斜したりする原因の一つです。不同沈下は放っておけば少しづつ進行します。団塊世代の建築ラッシュ時に急場で造成された土地や埋め立てられた土地に多いと聞きます。
ある程度まとまったリホーム工事を計画する場合、事前に地盤調査を行い、軟弱地盤であれば、適切な処置を施したうえで計画を始められることをお勧めします。地盤調査費用の相場は10万円~が相場です。

地盤と建築躯体をつなぐ、その名も基礎。基礎から考えましょう。

1981年(昭和56年)6月1日以前に建てられた住宅には、新耐震基準が適用されていません。基礎がブロック基礎だったり、無筋(鉄筋の入っていない)基礎の場合基礎の補強をお勧めします。同時に湿気の強い土地であれば、床下にもコンクリートを敷くベタ基礎補強をして湿気対策も施すとよいでしょう。

【耐力壁】
1981年(昭和56年)6月1日以前に建てられた住宅には、新耐震基準が適用されていません。家の耐力を決める耐力壁(筋交い)の量の不足や、配置バランスがとれていない場合があります。現在の基準法では、耐力壁のバランスが重要視されています。設計図の平面図があれば、現在の家の耐震力が現在の基準法に照らして、十分か、不十分か、調べることができます。耐震金物補強などをする場合でも、まずは現状を把握したうえで施工することをお勧めします。
【構造材】
木材はとても強い素材です。1300年法隆寺を支えてきた実績があります。住宅に使われているヒノキや杉やマツなどでも、樹齢50年前後のモノが多いはずですから、樹齢の4倍、200年は強度を保ちます。ただし、腐食しなければです。(またはシロアリ被害が大きくなければ)これも、事前のチェックをした方が良いです。特に家の土台、土台とつながる柱。地盤、基礎、躯体の耐力があれば、十分リホームする価値のある躯体だと判断します。

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